- ● 米の旨みとしっかりとしたキレ
- 独楽蔵 醇(じゅん)豊熟純米大吟醸
- [容量]
- 1,800ml
- [原料]
- 原料米:山田錦(福岡県糸島産)/精米歩合:45% 酵母:協会9号
- [蔵元]
- 福岡県久留米市三潴町玉満 株式会社杜の蔵
- [アルコール]
- alc:16度(原酒) 日本酒度:+1.0 酸度:1.4 アミノ酸度:1.2
- [その他]
- 製法:9号酵母低温発酵 貯蔵:冷温熟成3年
純米酒はお燗も美味しい!
全国の当店ホームページをご覧の皆さん、純米酒をお燗にして飲むと美味しいって知ってました??残念ながら…まだあまり知られていないんですよネ…。じゃあ、純米だったら何でもお燗にしてうまいのか?と言うと残念ながら、答えはNOです。日本酒にもいろいろあって、ワインと同じように、出来立てが美味しいものもあれば、しっかりとした熟成をしたもののほうが美味しいものもあります。
長期熟成した高級赤ワインは、よく常温(約16℃前後)で飲むのが当たり前になっていますが、それは、常温の時に旨みを発揮する成分(酸)を含んでいるからなのです。純米熟成酒にも同じことが言えるのですが、赤ワインと同じ成分(酸)をワインよりもより多く含んでいて、温めた時にその旨みが最大限に発揮されるのです。よく、「口の中で味わいが膨らむ」と言った表現をしますが、この『独楽蔵 醇 豊熟純米大吟醸』は正にその通りのお酒になっています。
じゃ〜純米酒なら何でも熟成できるのか?と言ったら、この答えもNOです。元々熟成を視野に入れた、骨太なしっかりとしたお酒造りをしたものでなければ熟成には耐え切れません。この『独楽蔵』は、逆を言えば、出来立ての頃には飲み頃ではないので少し硬い、若々しい口当たりになっています(最もその状態のものは発売されてませんが…)。そう、まるで、飲み頃を迎えていない、ボルドーワインのような…。熟成向けに仕込まれていないお酒だと当然、熟成途中に劣化してしまいます。これには、仕込み方もあるのですが、原料米などにも大きく関わり合いがあり、米を見極めて仕込まないと、なかなか成し得ないものなのです。
室岡が語る独楽蔵 醇 豊熟純米大吟醸とは…
『独楽蔵 醇』は、年間通して低温約15℃で3年間貯蔵をされます。コレは、ワインのカーヴ(ワインの地下貯蔵庫)と同じ条件化にある状態での熟成で、熟成中に、新酒の頃には無かった香気成分や味わいに大きな変化をもたらします。逆に、新酒の頃にあった渋みやぎすぎすとした口当たりは消え、三味一体となった旨みが大きく前面にでてきます。この成分こそが、お燗を美味しくしているのです。
今回のこの『独楽蔵 醇 豊熟純米大吟醸』は、独楽蔵シリーズの中でも上品なお酒で、香り・口当たり・旨み・キレどれを取っても非の打ち所の無い美味さです。冷でも当然美味しいですが、やはりお燗が美味い。かすかに感じる爽やかな香りと、スッと入る上品でなめらかな口当たり…。十分な米の旨みが広がりス〜ッと消えていく。こんなにも上品で美味しい燗酒があるとは…。これが、冷でもそれはそれで美味い!米の旨みが利いていながらも、しっかりとしたキレがある!そこに合わせた肴があれば、もう最高で〜す!これは是非一度ならず、2度3度飲みたい一本ですよ。
日本酒は古来から、米と水で造られてきました(戦争時代以外は)。どうせ飲むなら、混ぜ物(添加物など)のない、誤魔化しの利かない自然な味わいの旨さを、安心して飲んでもらいたいと私は考えています。そこにあった答えはやはり、この『独楽蔵 醇 豊熟純米大吟醸』だと思います。他の早飲みタイプのお酒と全く違う、本物の熟成酒です。
杜の蔵のお酒は全て純米酒
ちなみに、杜の蔵さんのお酒は全て純米酒。そうオール純米専門蔵なんですよ。純米酒造りを極めている蔵だからこそ出来る決断だと思います。純米酒造りは、非常に難しく、他の蔵では純米を失敗した時にアルコール添加をして、本醸造として売る蔵もあるらしいのですが、純米蔵ではそれが出来ないですから、いかに丁寧な酒造りをしているかが、それだけでもうかがえますよね。こだわっているのは、熟成だけではありません。原料米には、完全契約栽培された福岡県糸島産、山田錦を全量使用し丁寧に手造りされます。
実は、福岡県糸島は、兵庫県に次ぐ酒米の名産地なんです。よい条件のもとで健全に作られた酒米でお酒造りは行われています。生産者が明確で目に見える製品と言うのは実に安心できますよねっ!また、蔵に流れる筑後川水系の豊富で清らかな地下水(軟水)の水質が良く(そもそも、酒造りは水がよくないと造れませんが)気候、風土ともに、よい環境で、『独楽蔵』は誕生しています。
いつか蔵元が言っていました。「酒造りは造る(生産する)ものではなく育むもの。」正に、自分の手塩にかけ育ててきた子を、立派にして、世に送り出す気持ちと同じだと。こんなにも、物が豊富な時代に、私はこんな想いを持った蔵元に出会え、日本酒への新しい価値観を持つことが出来ました。この蔵元の思いをつなぐ架け橋になればと思います。
- 杜の蔵の地酒
- 「独楽蔵 燗純米」…純米酒造りを極めたオール純米専門蔵「杜の蔵」の地酒。
- 「独楽蔵 玄」…独楽蔵シリーズの中でも、1番バランスのとれたお酒。
- 「独楽蔵 然」…熟成酒は香りがちょっと苦手…と言う方におすすめのお手軽な熟成酒。
- 「独楽蔵 悠五年 純米古酒」…五年熟成酒。じっくり時間をかけた、黄金色に輝く豊かな味わい。
- 「独楽蔵 醇 豊熟純米大吟醸」…上品でなめらかな口当たり。美味しい燗酒です。







